秋と言えば皆さんは何を思い浮かべますか?
食欲の秋、運動の秋、勉強の秋。秋は色々なものが旬を迎えます。
今回はその中でも食欲の秋をテーマにしたいと思います。
秋の味覚と言えば秋刀魚ですね。
2017年は秋刀魚が不漁で価格が跳ね上がったことを覚えている方も多いと思います。
2018年の秋刀魚はどうなったのか、そして秋刀魚の初物の値段はいくらだったのか、今回は秋刀魚にキーワードを絞って紹介していきたいと思います。
2018年は秋刀魚が豊漁!2017年の不漁から一転
2017年の秋刀魚漁は歴史的な不漁で終了しました。
水産庁によると2018年の秋刀魚漁獲可能だかを過去最低の漁獲高だった昨年と同じ26万4千トンに据え置く方針を固めた模様です。
これは過去3年間10万トン前後という不漁が続いており、今回の設定枠では捕獲できる見通しが立たない中ではありますが、全体的に見ても水産資源は極端に減退してはいないとの見通しからの設定であると考えられます。
今年も水揚げが各地で始まりました。
各地の水揚げがニュースで取り上げられています。
2018年の秋刀魚の漁獲高はどのなっているのでしょうか。
北海道の花咲港の状況
8年連続で秋刀魚水揚げ高日本一を誇る北海道根室市の花咲港をピックアップしてみましょう。
なんと花咲港の2018年漁獲高は2017年の不漁から一転「水揚げを待つ船が沖合で順番を待っている」程の活況となっているそうです。
2018年8月28日には、未明から大量の捕獲された秋刀魚を積んだ棒受け網漁船が集結し、さっそく競りに回されました。
花咲港では、本格的なシーズンを入る前に想定外な豊漁だったことに嬉しい悲鳴をあげています。
昨年は1キロ900円の高値での取引でしたが、今年は1キロ230円程度で取引されているとのことです。
昨年に比べて油ののりも良いと評判です。
質も良く価格も安いので2018年の秋刀魚には期待を込めることができますね。
それでは次に、気になる秋刀魚の初物の値段の相場を紹介しましょう。
気になる秋刀魚の初物の値段の相場
2018年7月11日、札幌の中央卸売市場で行われた秋刀魚の初競りで付いた値段は、なんと1キロあたり50万円でした。
これは過去最低の2017年の漁獲高をさらに下回るだろうとの先読みから出た値段であり、初物にプレミア価格が付いたためだと言われています。
ちなみに2018年の築地で行われた大間産のマグロが1キロあたり9万円だったことから、それをはるかに上回る値段での取引が行われたということになりますね。
秋刀魚1尾あたり約7万円程度の計算になります。
尚、秋刀魚を1キロ50万円で競り落としたのは、札幌市中央区にある「活一鮮」という回転ずし店だそうです。
活一鮮の代表者はインタビューで「秋刀魚は品質が良い順番に競り落とされ、うちが落としたのは1番手、2番手、3番手」「そのうちの1番手が1キロ50万」と話していたそうです。
1番手の秋刀魚を50万で落として提供したいとの経営者の思い、すさまじい心意気を感じます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
秋の味覚である秋刀魚、皆さんも食べたくなったのではないでしょうか。
歴史的不漁だった2017年とは打って変わって、予想外の豊漁である2018年の秋刀魚。
あぶらものっていて肉質が良いのが今年の特徴だそうです。
初競では今年も不漁であるという予測から50万円という高価を記録しましたが、思いもよらなかった豊漁により値段も昨年よりもぐっと低い値段で取引されています。
昨年高くて食べられなかったという方はぜひ、今年の質のいい秋刀魚を景気付けに食べてみてはいかがでしょうか。