茶道のお稽古を始める場合、いくつか準備しなければならない物があります。
でも、茶道が初めてという人は、何を準備したらいいのかわかりませんよね。
そこで、茶道のお稽古に必要な道具についてお話していきます。
又、茶道に欠かせないものの1つが、着物です。
茶道のお稽古には、絶対に着物が必要なのでしょうか。
そのことについても、詳しく触れていきたいと思います。
茶道のお稽古に必要な道具まとめ。いくらぐらいかかるの?
茶道のお稽古を始める時には、稽古道具を一式揃えなくてはなりません。
お教室によっては、貸し出しをしてくれる所もあります。
でも、本当に上達するためには、
やはり、自分のお稽古道具を持っていた方が良いと思います。
自分でお稽古道具を持ってお稽古に行くと、背筋が引き締まってくるんですよ!
では、お稽古道具は何を用意したらいいのでしょうか。
まず必ず用意するのは、「茶道用の帛紗(ふくさ)」です。
ご祝儀などを包む「袱紗(ふくさ)」とは全くの別物です。
なので、買いに行く時は「茶道用の帛紗ください」と言ってくださいね。
これは、お点前中に、道具のお清めをする時に使います。
500円台のものから、7000円台以上という高級品があります。
ちなみに、1番使い勝手がいいのは、5000~6000円台のものです。
次に、「茶道の挨拶用扇子」という、手のひらサイズの扇子です。
お稽古の最初と最後の挨拶の時に、この扇子を前に置くのです。
1000円以下で買えるものから、5000円以上するものまであります。
次に、「懐紙」と「菓子切り」です。
茶道のお稽古では、必ずお菓子をいただきますが、この2つはその時に使います。
懐紙は、お皿代わりに使う和紙で、100枚程度のセットで500円前後です。
男性用と女性用でサイズが違うので、気をつけてくださいね。
菓子切りは、お箸代わりに使うステンレス製の楊枝で、400~600円台が相場です。
続いて紹介していくお稽古道具は、「古帛紗」です。
ちょっと間違えやすいのですが、
これは「古い帛紗」ではなく、帛紗とは全くの別物です。
古帛紗は、「茶碗を畳に直置きできない」というお点前の時に使います。
このお点前は、値打のある茶碗を使うため、
ある程度お稽古が進まないとできません。
なので古帛紗は、お稽古が進んでから買ってもOKです。
ちなみに、古帛紗は値段に幅があり、
1000円以下のものから1万円を超えるものまであります。
安過ぎても高過ぎても扱いが難しいので、5000円前後のものがオススメです。
最後に紹介するのは、
稽古道具を一式にまとめる「懐紙入れ」です。
これは、大きめの長方形のケースで、稽古道具をこれに入れて持ち歩きます。
1000円台~3000円台まであり、色々な柄があるので、選ぶのが楽しいですよ!
これらの稽古道具をバラで買ってもOKですが、
全てがセットになっているものもあります。
インターネット通販で2000~3000円台で買うことができます。
茶道のお稽古って浴衣でもいいの?着物は絶対に必要?
茶道は日本の伝統文化ですから、着物とは切っても切り離せない関係です。
では、茶道を始めるなら、絶対に着物を買わなければならないのでしょうか。
又、お稽古は浴衣でもOKなのでしょうか。
まず、お稽古に関しては、「浴衣でもOK」というお教室も多いようです。
浴衣でのお稽古でも、着物でお点前をすることのイメージトレーニングは十分できます。
又、茶道は、畳の上を着物で歩かなければなりません。
慣れないうちは、この時の裾さばきが結構難しいのです・・・。
でも、浴衣でも十分に裾さばきを身に付けることができますよ!
但し、浴衣でお稽古をしたいという場合は、1度先生に伺って、OKをもらいましょう。
お教室の方針もあるので、先生の許可を取らずに勝手に・・・
という形は避けた方がいいですね。
可能であれば、お教室に入門する前に、
「お稽古は浴衣でも大丈夫ですか?」と聞いておくのも良いでしょう。
そうすれば、いざお稽古を始めてから不安になることもないでしょう。
但し、お茶会に関しては、浴衣での出席はNGです!
お茶会というものは、言ってみれば「フォーマルの場」です。
なので、出席する時も、フォーマルの場にふさわしい着物を着なければなりません。
浴衣は、実は「着物」ではなく「寝間着(パジャマ)」という扱いです。
フォーマルの場に、寝間着で出席するのは失礼ですよね。
なので、お茶会に出席する場合は、
レンタルでもいいので、着物を着てくださいね。
まとめ
茶道のお稽古を始めるには、まず稽古道具を買わなくてはなりません。
2000~3000円台のセットを買っても良いですし、
好みのデザインの道具をバラで買ってもOKです。
バラで買った場合、1万円前後かかると考えてください。
又、「お稽古は浴衣でもOK」という教室も増えてきています。
但し、最初の段階で、1度先生に確認を取る必要があります。
そして、お稽古は浴衣でもOKですが、
お茶会は着物だということを覚えておいてくださいね。