そもそもエナジードリンクのエナジーとは何でしょうか。
エネルギーと同じようなもの!?
だと思っていたのですが、調べてみたところ、
どうやらエネルギーとは少し意味合いが違うみたいです。
たとえばエネルギーが、
火力、水力、電力、風力、原子力、そしてガスなどの
物理的なイメージを持っているのに対し、
エナジーは活力、活気、元気、気力など
精神的なイメージで説明することができます。
だとすれば、エナジードリンクは
「パワフルに日々を過ごすためには必要不可欠なもの!」
こう考えることが当然だと思いますが、
世の中には「エナジードリンクで死亡…」
などといった話も存在します。
え…!?
エナジードリンクで死亡!?
でも、エナジーって活力、活気、元気、気力でしょ!?
つまりエナジードリンクってそういったものを
補充したり作り出したりしてくれるものじゃないの!?
こう言いたくもなりますよね…
ただ受け入れたくはないですが、
事実としてエナジードリンクで死亡したケースがあります。
そして、その原因はエナジードリンクの成分にあるようです。
これからそのあたりを詳しくみていきたいと思います。
エナジードリンクが原因で死亡したケース、日本では?
2015年にエナジードリンクを頻繁に摂取していた
20代の男性がカフェイン中毒で死亡しているそうです。
この件について当時の厚生労働省は
「国内でのカフェイン中毒死は聞いたことがない」
と、発言しているところから
常用による中毒死は国内初ということになりますね。
つまりエナジードリンクが直接的な原因ではなく、
エナジードリンクに含まれる成分に問題があるのかもしれません。
エナジードリンクが原因で死亡と判断されている商品名は
「これを飲んだ場合は死亡します」
さすがにこのように指摘されているものはありませんが、
成分として含まれるカフェインの量から
どれくらい飲めば致死量に達するのかは分かります。
下記の数字はあくまでも目安です。
実際は個々の健康状態が深く関わってきますので
参考程度としてお考えください。
■「体重」:「致死量」と考えられるカフェイン摂取量
■40~50kg:8g~10g
■50~60kg:10g~12g
■60~70kg:12g~14g
■70~80kg:14g~16g
次はエナジードリンク(1本)に含まれるカフェインの量です。
■メガシャキ:100mg
■ブラックブラック:100mg
■モンスターエナジー:144mg
■レッドブル:80mg
■缶コーヒー:100~150mg
■眠眠打破:120mg
■強眠打破:170mg
たとえば20代の男性で体重が65kgの場合、
レッドブルを1日に18本飲むと
カフェインの致死量に達するということです。
まとめ
勉強や仕事を頑張りたいときに頼りたくなる
エナジードリンクではありますが、
頼りすぎはよくないかもしれませんね。
普段からよく飲まれている方は
自身の体調(状態)を把握しながら
飲み方(量)にさえ注意しておけば
大丈夫だとは思います。
ただ、実際に大量摂取により死亡しているケースもある
ということは頭の片隅に置いておいたほうが
良いかもしれません。
今回はエナジードリンクですが、
何でも食べすぎ飲みすぎはよくないと
昔から言われています。
結局はエナジードリンクにかかわらず
すべて付き合い方が重要になってくるということではないでしょうか。
ちなみにですが、
この記事を書いている私のデスクの左上には
カフェインが100~150mg入った
缶コーヒーが置かれています。