学校での授業中や会社での仕事中、
お腹が鳴ってしまう方も多いのではないでしょうか。
それが静かな時に鳴ってしまうと周りの目が気になり、
特に女性はその場から居なくなりたいくらい、
恥ずかしい思いをしますよね。
「お腹の音を止めなきゃ」と思えば思うほど、
ドツボにハマる印象です。
また静かな時に限って、お腹が鳴るような気もします。
では、なぜお腹が鳴るのか?
その原因と、お腹の音を止める方法
について見ていきましょう。
お腹の音 原因【お腹の音の原因とは?どうしてグーってなるのか原因を調べてみた。】
お腹の「グー」という音は、
お腹に取り込まれた空気が原因です。
ちなみに「グー」という音は『腹鳴(ふくめい)』
と呼ばれています。
胃腸の収縮運動などによって空気が圧縮される際に、
腹鳴として音が鳴るのです。
腹鳴の主なタイミングは空腹時です。
空腹が原因の場合は、
食事の時間に気を付けることでお腹の調子を整えましょう。
あまりに朝食の時間が早い人は、
昼食までの間隔を狭めて対処すると良いですよ。
もし調整が難しい場合は、
チョコレートのようなお菓子を空腹時に頬張ると良いです。
血糖値を上昇させることで満腹感を得られます。
万が一、食事での対処が厳しい状況の場合は、
背筋を伸ばし、腹筋に力を入れる方法を試してみて下さい。
腹筋で胃を押さえるイメージです。
腹鳴が小さくなりますよ。
他には、逆にお腹に空気を溜めることで胃を圧迫し、
収縮運動を抑えて音を小さくする方法もあります。
お腹の音 大きい【お腹の音が大きいのってもしかして病気とかではないか心配】
しかし、空腹にしてはお腹の音があまりに大きいと心配ですよね。
お腹が鳴る原因が空腹であれば良いのですが、
そうでない場合や、お腹の音が大きい場合は
病気の可能性を疑いましょう。
胃腸に何らかの不調があり、腹鳴が出ている可能性があります。
以下、可能性のある病気や症状です。
【過敏性腸症候群】
下痢型と便秘型、そして下痢と便秘を交互に繰り返す交替型があります。
何らかの刺激やストレスを受けると腸が反応して動きが活発になり、
腹鳴が出ます。
主に精神的なストレスが原因のようですので、
場合よっては精神科への通院も検討しましょう。
【胃炎】
暴飲暴食やストレスが原因で胃の粘膜に炎症をきたし、
腹鳴が出ることがあります。
胃炎は急性胃炎や慢性胃炎にもつながる恐れがあり、
さらに酷い場合は胃潰瘍・十二指腸潰瘍に発展する可能性もありますので、
細心の注意が必要です。
【逆流性食道炎】
胃から胃酸が食道へ逆流して引き起こります。
この時の逆流音が腹鳴として出てくるのです。
胃と違って食道は胃酸から身を守る構造になっていないため、
炎症してしまいます。
食後すぐに横になったり炭酸飲料を多飲すると、
胃酸が逆流しやすくなるので気を付けましょう。
【呑気症】
『空気嚥下症(くうきえんげしょう) 』とも呼ばれるこの症状。
人間は唾液を飲み込む際に微量の空気を一緒に
お腹に取り込んでしまいます。
その空気が体内を移動するときに、腹鳴として音がでます。
ストレスが原因となる場合もあり、
先の過敏性腸症候群を併発する可能性もありますので、
気になる方は注意してください。
まとめ
お腹が鳴ることは恥ずかしいことではありますが、
身体からのSoSのサインかもしれません。
単なる空腹だろうと考えず、
取り返しがつかなくなる前に予防・対策をしっかりしましょう。
心配であれば、ストレスが原因で腹鳴を起こす悪循環を避けるためにも
病院へ行ってくださいね。