朝ベッドから起き上がった瞬間や、
長時間座っていた時にムクっと立ち上がると、
クラクラ~~っと立ちくらみがする。
決して珍しいことではないですが、
場合によっては倒れて大けが
なんてこともあってとても大きな危険をはらんでいます。
そもそも立ちくらみの原因って何なのでしょうか?
特に女性に多く見られるのはどうしてなのでしょうか?
改善する方法や未然に防ぐ対策はあるのか?
詳しくお伝えして行きたいと思います。
立ちくらみの原因、女性に多いのは何故?
私は男なのですが、結構何度も立ちくらみは経験しています。
視界が暗くなって、頭痛もしたりして、
ああ倒れる・・・・と思ってヒヤッとして
その後何とか持ち直してセーフ・・・という感じです。
こんな事があると、つい何か大変な病気なのか
って怖くなりますよね。
でも安心(?)して下さい。
ほとんどの場合、たいした病気ではなく、
『起立性低血圧』か『貧血』によるものです。
『起立性低血圧』は、ぞくに『脳貧血』と言われるもので、
急に立ち上がった時に、重力により血が下半身に集中し
一時的に脳の血流が不足することで、
クラクラ~~っとめまいがする症状です。
自律神経が乱れて血圧の調整機能が低下することで
脳の血流が一時的に悪くなることもあります。
とくに女性の場合、
ストレスと月経や妊娠、出産による女性ホルモンの減少により
自律神経が乱れやすく、めまいを起こす状態に陥りやすいのです。
よく混んだ電車の中でも女性がしゃがみ込んでしまうことがありますが、
これも車内が人の熱気で暑くなり、
(女性に多い低血圧体質の人が)
一時的に血管が広がって血圧が下がり脳の血流が悪くなるからです。
『貧血』は、言うまでもありませんが、
血液中の酸素が不足して、脳が酸欠状態となり、
クラクラ~~っとめまいがします。
酸素不足の原因は、
酸素を運ぶヘモグロビンの材料となる鉄分が不足しているためです。
とくに女性は、月経や妊娠、出産、授乳や無理なダイエットにより、
鉄分が不足しやすいために貧血を起こす人が多いのです。
立ちくらみを改善するための方法はこれ!
立ちくらみで怖いのは
倒れてしまって頭など身体に大けがを負うことです。
これを防ぐためにも、とにかく、急に立ち上がらないで
ゆっくりと立つことを心掛けたり、
朝も急に起き上がらないことです。
そして、おかしいとおもったら
すぐにその場にしゃがむことです。
後は、自律神経の乱れを整えるためにも、
ストレスをためないことや睡眠を十分とったり、
適度な運動を心掛けたり、栄養バランスの取れた食事
を心掛けることです。
とくに貧血が原因の場合は鉄分を多く摂るようにしましょう。
ただ、立ちくらみの症状がひどすぎる場合は、
早めに専門医に相談して検査を受けることもおススメします。
体内に出血があったり、大きな病気が隠れていることもありますからね。
まとめ
原因さえわかれば、立ちくらみの恐怖も半減すると思います。
有効な改善策をとって行けたら安心ですよね。
ちなみに女性に多い低血圧ですが、
とくに夏の時期には多めに水分補給すること、
塩分もとることで症状が楽になることもありますから
すぐにお試しくださいね。