子供が腹痛に!下痢が続いている!
でも、そこまで酷い症状でもないし、子供も大丈夫と言っている。
こんな時は、ちょっとした腹痛や普通の下痢だろう、
市販の薬を飲めば落ち着くだろうと思う一方で、
何かヤバい病気なのかと心配で、病院に行くべきかどうか悩みますよね。
特に女の子だと、生理が重なっている時は判断に迷うこともあるようです。
食中毒は夏のイメージが強いですが、一年中リスクが潜んでいる。
身近な危険ということもありますので、調べてみました。
食中毒って病院の何科に行くべきなの?とりあえず近所の病院でOK?
食中毒にはサルモネラ菌に代表されるような細菌性のものと、
ノロウイルスに代表されるようなウイルス性のものがあります。
症状が軽ければ自宅療養でも回復の可能性がありますが、
万一のことを考えて、病院へ行くのが無難でしょう。
その際、感染症内科があればそこに行きましょう。
他には、食中毒は消化器に負担がかかっている状態なので、
消化器内科もよいでしょう。
ただし、上記の専門内科が近くになく、すぐに駆け付けられない場合、
基本的には近所の内科でも診察はできるようです。
そこで必要があれば、より専門的で然るべき治療先を紹介されるでしょう。
食中毒で病院に行くとどんな検査をしてもらえるのか調べてみた
原因菌の培養や確認を含め、検査には思ったより時間がかかり、
原因の細菌が判明するころには1週間ほど経ってしまうようです。
そのため、患者の申告内容から食中毒の症状だろうと判断し、
検査をせずに治療に移っていきます。
ちなみに、ノロウイルスの検査には医師が必要と判断した時のみ行う
『ノロウイルス抗原検査』と呼ばれる検査があります。
私たち患者の希望では行えない検査です。
この検査はウイルスが潜伏してしまっている段階では
陽性反応が出ないこともあり、治療の観点ではあまり有効ではありません。
他には『遺伝子増幅法』と呼ばれるものがあり、
患者の吐瀉物や便からウイルスの遺伝子を増やして確認検査します。
しかし、この検査をできる医療機関は限られているので、
ノロウイルス抗原検査同様、一般的ではありません。
そのため、細菌性・ウイルス性いずれにせよ、
患者からの証言をもとに症状を割り出し、
適切な処置・治療を行っていくことが多いようです。
まとめ
嘔吐が激しい場合はタクシーで病院へ向かうことが難しいかと思います。
そんな緊急事態であっても世間体を気にしてしまうこともあるかと思いますが、
救急車を呼ぶようにしましょう。
ただの腹痛だろう、吐き気だろうと思っているのが一番危険です。
吐き過ぎによって食道が裂け、吐血することもあったりと、
思いがけない重篤な状態に陥っている可能性もありますので、
注意してくださいね。