通勤中に電車の中などで急に襲ってくる便意。
通勤ラッシュのさなかだったりすると本当に困ってしまいますよね。
これが毎日となると本当に憂鬱になります。
便秘で悩んでいる方は「毎日出るなんて羨ましい」と思うかもしれませんが、
当事者にとっては切実な問題なのです。
ここでは急に襲ってくる便意の原因と対策について紹介します。
原因が分かれば怖くない!急な便意の原因とは?
急な便意の原因としては、次の3つがあげられると思います。
まず、ウイルス・細菌の感染。
胃腸炎、食中毒と言われるようなものですね。
ウイルスではノロやロタウイルスが有名ですね。
最近ではO157やサルモネラという名前をよく聞きますね。
次に、前日の食べすぎ、飲みすぎによるもの。
脂っこいものを食べすぎた、冷たいものを飲みすぎたなど、
暴飲暴食が原因になることもあります。
お酒を飲むだけで次の日下痢になる人もいますね。
しかし、これらの症状はあくまでも一時的なものです。
毎日の通勤電車の中で悩ませる便意の原因としてはやはり、
過敏性腸症候群を疑うべきでしょう。
これは、ある種の要因により、
大腸や小腸の運動機能や分泌機能の異常による疾患です。
その原因としては「精神的なストレス」、「乱れた食生活」、「不規則な睡眠時間」
などがあげられています。
この疾患は症候群と名前がついていることでおわかりのとおり、
その原因が特定されないのです。
完治のための治療法としては、
日頃からストレスをなくし、規則正しい生活を心がけるのが一番です。
これで解決!急な便意に即効性のある薬とは
先に説明した原因のうち、胃腸炎、食中毒については、
一番良いのはその場で電車を降りて病院に行くことですが、
とりあえずの対処法としてはライオンのストッパ下痢止めEX。
しかし、あくまでも一時的な対処法です。
大幸薬品の正露丸も気休め程度にはなるでしょうが、即効性はありません。
暴飲暴食で腸の具合が悪くなった場合はロート製薬の、
パンシロンキュアSP錠が良いと思います。
また、内外薬品のハラトン下痢止めもおすすめです。
ハラトンには胆汁酸の排出を促進するウルソデオキシコール酸が入っていて、
揚げ物など脂っこいものを食べ過が原因の下痢にはこれが有効です。
過敏性腸症候群の場合は、日常的なので、憂鬱ですが、
逆に考えると準備と対策をしやすいのも事実です。
即効性のある薬としては、腸のぜんどう運動を抑制するタイプで、
通勤など考えると水なしで飲めるものが良いでしょう。
以下の通り、いろいろなものが市販されていますが、
どれも主な有効成分はロートエキスとタンニン酸ベルベリンです。
ライオンのストッパ下痢止めEXはこのタイプの薬のパイオニア、
女性用、小中学生用もあり、最も有名でしょう。
テイカ製薬のテイカエースは女性っぽいパッケージでミント味が特徴。
正露丸の大幸製薬からピシャット錠、こちらはフルーツミント味。
皇漢堂製薬の下痢止め錠「クニヒロ」は価格が安め。
緊急事態に対処するために薬を常備することは大切ですが、
根治させることが最も重要です。
即効性はありませんが、整腸剤を常用してゆっくりと治す努力もしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
即効性のある薬を紹介しましたが、
ウイルスや細菌感染には常日頃からの衛生管理、手洗い。
暴飲暴食が原因の不調には生活習慣の改善。
過敏性腸症候群にはストレスのない、規則正しい生活を
それぞれ心がけて、症状を根治して、薬に頼らない生活を取り戻しましょう。