骨折のリハビリにはある程度の期間が必要です。
リハビリを始めてから完治するまで、
どれくらいかかるのでしょうか?
また、痛みはどれくらいなのでしょうか?
痛みをうまくコントロールしてリハビリを
続けるにはどうしたら良いでしょうか?
今回はリハビリの期間と痛み、辛さについてお話します。
いつ治る?骨折のリハビリ中も痛みがひどい
骨折の痛みはいつまで続くのでしょうか?
もちろん、骨折の部位や状態によって異なります。
また、お年寄りは若者よりも時間がかかる傾向にあります。
さらに、手術をした場合としなかった場合でも違います。
手術をしなかった場合は、大体3カ月から
6カ月かかると言われています。
内訳としては、骨がくっつくまで1、2カ月
関節などの場合は動かせるようになって
可動域が元に戻るまで1,2カ月
筋肉がもとに戻るまで1、2カ月となります。
それでは、手術をした場合はどうなのでしょうか?
この場合は、骨がくっつくまでの期間が1カ月以内になります。
なので、全体で2カ月から4カ月くらいになります。
このリハビリ期間に骨折した部分の周辺が痛むことがあります。
骨折は治っているはずなのになぜ痛むのでしょうか?
それは、長い間固定していたため、
筋肉が硬直しているからです。
それをほぐすためにもリハビリが必要なのです。
そして、リハビリはなるべく早く始めるのが良いのです。
痛いからと言って先送りしていると
完治までの期間が長くなります。
特に高齢者は若者に比べて筋肉の回復に時間がかかります。
また、元々筋力が弱くなっているので、
リハビリについていくのも大変です。
これらの理由から、高齢者の
リハビリ期間は長くなる傾向にあります。
骨折後のリハビリはあせらずにじっくり
行うのが良いのですが、痛みや精神的な辛さが
襲ってくることも確かです。
それでは、そのような辛さをどのように
克服したらよいのでしょうか?
骨折のリハビリが辛い!辛さを紛らわす方法とは
骨折のリハビリは時間がかかる辛い作業です。
傾向として、初めの数週間はすごく順調に進みます。
でも、その後、停滞期間があります。
なかなか成果が出ないと、肉体的よりも精神的に参ってきます。
落ち込んでいると、患部の痛みもより一層悪く感じるでしょう。
それでは、リハビリの辛さをコントロールする
良い方法はあるのでしょうか?
リハビリの痛みは、筋肉の硬直から
くるものなので、これをほぐすと良いです。
マッサージや整骨、針灸などで筋肉の緊張をほぐしましょう。
これらは筋肉だけでなく、心の緊張をほぐすのにも効果的です。
でも、リハビリの痛みがあまりにも
強い場合は担当のお医者さんに相談しましょう。
リハビリの方法や方向性が正しくない可能性もあります。
ご家族のどなたかがリハビリの辛さで
悩んでいたら暖かく見守りましょう。
本人は、リハビリの痛み以外にも、
思うように進まない苛立ち、
本当に元通りになるのか?という恐怖心。
今後の生活の不安などで精神的に
弱気になっているのかもしれません。
リハビリ以外の時間では好きなことに
没頭させてあげて、ストレスを少しでも和らげてください。
しかし、ストレスは和らげるよりも
取り除くほうがより良いです。
「がんばれ」と励ますのではなく、
何が辛いのか?そのストレスの原因を知って
取り除く努力をしてください。
まとめ
骨折の後のリハビリは長く、苦しい、
痛みとの戦いになるかもしれません。
もしかしたら骨折直後よりも辛い、
痛い思いをするかもしれません。
そんな時は、心を穏やかにもって、
痛みの原因を明らかにして、リハビリの辛さの
ストレスを少しでもなくすよう心がけましょう。
また、どうしても痛みが辛いときは医者に相談しましょう。