骨折の痛み。
つらいですね。壮絶な痛みと表現する人もいます。
アクシデントで骨折してしまい、
早く治したいし、仕事や学校に復帰したい。
確かに腕や指の骨折の場合は数日後には、
ギブスをしながらの復帰も可能です。
でも、痛みでそれどころじゃない。
仕事や勉強に集中できない。
骨折直後の痛みほどではないですが、
ギブスで固定しても何日も痛みます。
この痛みはいつまで続くのだろうか?
和らげる方法はあるのだろうか?
今回はそんな骨折の痛みとの付き合い方についてのお話です。
骨折の痛みってどのぐらいで治るの?
一番激しく、そして気になる骨折の痛みは炎症によるものです。
これは、折れた骨からくる痛みではありません。
骨が折れた際に同時に傷ついた周りの組織からくるものです。
この傷ついた組織の周りに炎症がおこり、
それが痛みを伴います。
ですので、基本的にこの炎症が治まれば、
最初の痛みは治まります。
それまで大体1~2週間と言ったところでしょうか?
しかし、腫れが残っているうちは少し痛みが残りますので、
3週間くらいと思っておいたほうが良いかもしれません。
一つ注意してほしいのは、これは一般論で、
単純な骨折の場合です。
複雑骨折や難しい部位の骨折ではもっと長くかかります。
例えば尾てい骨の骨折の場合など、
悪い場合は10年近くも痛みを感じる人もいます。
普段は大丈夫だけれども、重いものを持ったり、
長時間同じ姿勢を取っていたり、
排便時などに痛みを感じることが多いようです。
これを後遺症の痛みと言われるものです。
このような痛みの場合は長く付き合うのを覚悟してください。
そして、医者と相談して気長にリハビリと痛み止めで
痛みをコントロールします。
骨折の痛みの効果的な緩和方法とは
骨折直後の痛みは壮絶と言います。
しかし、この時は痛みが大きすぎて、
これをどうこうしようとまで考えがいきません。
骨折直後からギブスの処置の間は強力な鎮痛剤を注射するので
痛みは抑えられます。
しかしその後続く、数日から数週間の長期的な痛みは
自分で対処しなければなりません。
その痛みをいかに少なくするかには、まず初動が大切です。
つまり、骨折してしまった直後のことです。
「折ってしまったな」と思ったらまず安静にして良く冷やすこと。
これによって、初期の炎症を最小限に抑え、
その後のしこりもできにくくなります。
しこりが残るかどうかは、
その後の痛みや不快感に大きく関わってきます。
痛めた部分を心臓よりも高くして、氷水などで冷やしましょう。
さて、次に治療が終了して、ギブスもされた後の対応法です。
まず、入浴はなるべく避けて、
蒸しタオルで体をふく程度にしましょう。
入浴により血液の循環が高まり、それが痛みを誘発します。
また、痛みを気にしないこと。
しばらくはゲームや趣味に没頭するのも良いでしょう。
骨折した部分が内出血して、
それが痛みの原因の時は温めるのも効果的です。
温めて、血液の循環を良くして、
皮膚の下にたまった血液を外に出すのです。
どうしても我慢できない痛みが続く場合は
迷わず医者に行きましょう。
鎮痛剤が処方されるはずです。ロキソニンが多いようです。
ロキソニンは病院で処方されるものほど強くないですが、
薬局でもロキソニンSというものを買うことが出来ます。
すぐに医者に行けない場合は、
とりあえず、薬局で購入して飲んでください。
その際は添付の「用法用量」を守ってください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
骨折の痛みはなかなか我慢できるものではないです。
骨折は他の病気と違って、患部以外は問題ないので、
自宅療養が長くなります。
完治前に職場や学校に復帰するケースも多いでしょう。
痛みをうまくコントロールして、
一日も早く、元の生活を取り戻しましょう。