昼食を終えた後、
お昼下がりの眠気というものは、
どなたでも経験された事があるのではないでしょうか??
西日が差してくると共にまどろみが…
いけないいけない、ピシッとしなければ!と、
学ぶ人も働く人も、
1日の中で1番の勝負時ですよね。
シエスタが羨ましい。。
…しかし、誰でも少しくらい眠気などあるものの。
昨晩ちゃんと睡眠時間を取ったはずなのに
徹夜明けのごとき眠気が襲ってくる、
明らかに眠ってはいけない場面
(例えば仕事の会議中)でうつらうつらしてしまったり、
以前はシャキッとしていた場面で
眠気が襲ってくるようになり
作業に集中できない、
等の症状はありませんか?
一見「だらしがない!」なんて一言で突っぱねられそうな、
これらの症状。
実は、あなたの体が悲鳴を上げているのかもしれませんよ。
眠い病気ってあるの?女性の場合こんな病気に気をつけよう。
まずは女性特有の、
眠気に関わる症状の代表例と、
主な対処法を以下に挙げます。
1.生理及び妊娠のため
生理中や生理前後・妊娠中などに分泌される
ホルモン「黄体ホルモン」が原因で
眠気が襲って来る場合です。
人が眠気を感じる時は、
交感神経優位から副交感神経優位に変わるとき。
わかりやすく言えば、
体温が高い状態から低い状態に移る時です。
そして前述の「黄体ホルモン」には
体温を上げる作用があり
(この作用は本来、
女性にとって欠かせないものではありますが)
生理や妊娠中はより多く分泌され、
睡眠時も体温が高い状態となり、
いつまでも副交感神経が働かず、
興奮・覚醒状態のままとなり、
不眠につながってしまうのです。
また、このホルモン自体が睡眠作用も持っており、
これが不眠とタッグを組み、
強烈な眠気を催してしまいます。
次に、この場合の対処法です。
寝る前は・・・
・軽いランニング等、適度な運動をする
・低めの温度で長く湯船に浸かる
寝る前に意図的に体温を上げる事で、
その後の入眠を促します。
また、
・スマートフォンやpc等画面を見ないこと
・コーヒーなどのカフェイン摂取を避ける事
は絶対です。
この他にも、
・朝起きてすぐに朝日を浴びる
・眠くなったら、
椅子に座って目を閉じるだけで良いので、
15~20分仮眠をとる
(覚醒状態に戻るのに時間がかかる上、
夜の眠りを妨げるため、
これより長く寝る・寝転ぶ姿勢はNG)
なども効果的です。
2.女性更年期障害
多くの女性は
40代~50代にかけての期間で
「閉経」を迎えますが、
この際生じるホルモンバランスの乱れが
眠気の原因となっている可能性があります。
閉経が起こると、
これまで分泌されていた「卵胞ホルモン」が
上手く分泌されなくなり、
体温調節・呼吸などを担う自律神経が乱れます。
そして上手く体がバランス・
生活のリズムを取れなくなり、
それが睡眠時にも影響するのです。
他にも更年期障害には、
抑うつやイライラ、頭痛、倦怠感、
肩こり、めまい、動悸、耳鳴り、
肌のトラブルやむくみなど、
様々な症状を引き起こします。
対処法は、前項で挙げた方法の他に、
ホルモン補充療法など医師による治療、
市販の更年期のための薬や、
漢方薬による治療があります。
特に漢方薬による治療は
近年期待が高まっており、
効能の幅広さや体への負担の軽さが売りです。
一度試してみると良いかもしれません。
治らない…その他の考えられる原因
・ナルコレプシー…原因不明の強烈な眠気が襲います。
国内の罹患者数は、
潜在的なものも含め
およそ数10万と言われているのです。
原因が分からずストレスなどで2次被害を起こす前に、
睡眠外来へ。
・うつ病
・自律神経失調症
・副腎・甲状腺疾患などホルモン分泌に関わる病気
・不眠症
これらの病気は、
原因・種類を断定する事が非常に難しい例です。
どれも症状が似ており
(前述の更年期障害もこれらに準ずる症状)、
色々な可能性を考える必要があります。
ストレスが原因だと思う、
ストレッサーから離れると症状が軽くなる、
などの場合でも油断は禁物。
自分がどの病気に該当するのか、
早めの専門機関での受診をおすすめします。
眠い症状の病気として肝臓に問題がある場合があり?
肝臓は、「肝」と書かれるだけあって、
とても重要な臓器です。
アルコールを代表に、
身体に不必要な毒素を排出する機能があります。
しかし飲み過ぎやストレス、
生活習慣の悪化でこの肝臓がへたばると、
疲労物質が処理しきれず体内に貯まり、
眠気を引き起こす事があるのです。
規則正しい生活、
お酒を飲まない「休肝日」を設けるなどして、
一刻も早く肝臓の機能を立て直しましょう。
また肝臓が悪くなっている場合、
肌が黄色くなる、
爪に変色などの異常が見られる事があるそうです。
参考にしましょう。
まとめ
睡眠不足の原因、
特に女性に特化した原因・
すぐにできる対処を挙げましたが、
いかがでしたでしょうか?
たかが睡眠、されど睡眠。
毎日している事だからこそ、
あなどらず早期の解決を目指し
迅速に行動して下さい。
眠りは、生活の全ての基盤となるものですよ。
また医療機関にかかる場合、
素早くかつ最適な医師にかかるための
簡単な病院探しテクニックとしては、
・地元に評判の良い総合医がいれば、
まずはそこで相談する
・複数の科を担う病院では…病院の診療科目欄を見て、
1番前に書いてある科目が
その医師の最も得意とする分野であるため、
その科目が何であるか参照する
などが挙げられます。
皆さんの症状が少しでも良くなるよう、
心から祈っています。