なぜ、地方の山の奥に、ひっそりと、誰も知らない荒れ果てた村があるのでしょうか。
なぜ、地図にない村として存在しているのか。
人は住んでいるのか、それとも廃墟なのか。
どうして地図上から消されたのか?
横溝正史シリーズ、その他にも、いつか読んだ漫画に、
そんなシチュエーションがありました。
とういことで、実在する地図にない村とは、本当はどんなところなのか、調べてみました。
地図にない村が存在した!行ってきた人のリアルな感想とは?
地図にない村は、本当にあるんですね!
実際に地図にない村に行って来た方のお話がありました。
現地は車では入れないようなところで、
手前で降りて、けもの道のようなところを入って行ったのだそうです。
生い茂る草木を分け入って行くと、
壊れかけた昔の家屋、
無造作に捨てられた古い家具。
一人でそういう場所にいたら、
とても怖いのではないかと思います。
その方は、ご友人と二人で行ったということですが。
一見、誰もいないかと思われるほどの、果てしない緑と、水の音だけの世界。
そしたら・・なんと!
村人が一人歩いて来て、「こんにちは!」って言ったそうです!
この話は、心温まるというか、感動しました。(笑)
地図にない村が千葉にあった!どうして地図から消されたのか?
地図にない村が、なんと千葉県に存在していました!
本屋さんや、コンビニエンスストアに売っているような地図には載っていないのに、
グーグルマップの航空写真では確認された村があったというのです。
場所は、千葉の房総半島の真ん中から右寄りのあたり。
山の中に4軒の小さな集落が見えるそうです。
そこには、驚くべきことに、人が住んでいました。
年配の女性の方です。
その方が言うには、
この集落の歴史の資料があった建物は、
火事で焼けてしまって、正確な歴史は誰にもわからないのだとか。
風化の進んだお墓。
元禄時代のものだそうです。
「誰も来ないような山奥だから、先祖は落ち武者か山賊なのではないか」と言っていたそうです。
この集落は地図には載っていないけれど、住所がありました。
千葉県夷隅郡大多喜町大田代付近ということで、
地図に載っていない理由は、
国道や県道から遠く離れていて、
さらに山奥に、道のないようなところを入って行ったところなので、
見落とされてもしかたがないという住民の方のお話です。
場所は、最寄り駅が、小湊鉄道の終点、いすみ鉄道の終点の上総中野駅下車。
その村までは、車で近くまで行って歩くか、
駅から徒歩だと、10キロ以上はあるそうです。
日本には、他にも、地図にない村がいくつか存在しています。
その理由はそれぞれで、
1 ダムの建設予定地だったのが中止になり、人もいなくなった後、地図がダムのままになっている
2 何らかの事件があって、そのままになっている
3 道路のバイパス建設で、奥まったところの峠の茶屋、宿泊施設などが過疎化した
いずれも、昔の時代を彷彿とさせるような、
ロマン溢れる物語が隠されていそうです。
訪れる時には、イノシシなど、
動物の危険には気を付けて行きたいですね。
また、新たに、どこかにひっそりと隠れた村が発見されたら、
きっとそれは、私たちに新しい日本の歴史を見せてくれるのだと、
楽しみにしています。