年々色んなメーカーから発売されて
その種類が急増している「エナジードリンク」。
アスリートにとってその効果がどれくらいあるかは
とても気になるところですよね。
どんな効果があるのか?
まだ知られていない驚異的な効果とは?
色々と詳しく調べてみました。
Contents
飲んでから60分!エナジードリンクが最も効果が出る時間は
その商品にもよりますが、
エナジードリンクの効果が出るのは、
空腹時なら30分、
食後なら60分あたりからです。
そして、持続時間はだいたい
運動能力向上効果がある「カフェイン」が「4~8時間」
疲労回復効果がある「糖分」は「2時間」程度です。
エナジードリンクって効くの?
レッドブルやモンスターを筆頭に
今やエナジードリンクの市場は大きく拡大しつつあります。
世界的には4兆円規模で、
例えばアメリカでは、他の飲料製品の多くが停滞する中、
年20%の勢いでまさに『モンスター的な』伸び方をしています。
中でもレッドブルは驚異的シェアを誇り、約半分を占めています。
このレッドブルは、
日本の「オロナミンC」をヒントに開発されたといいますから、
大塚製薬の貢献度は計り知れませんね!!
さて、そんなエナジードリンクですが、
アスリートのあなたは、飲んだこと・・・ありますよね。
私はアスリートではないですが、
オロナミンCとレッドブルなら飲んだことはあります。
あくまでも試飲程度で、
特に何らかのパフォーマンスを成功させなければならない
といった差し迫った状況ではありませんでした。
ですから、何が体にイイのかも全くわからずじまいです。
あなたは、どうでしたか?
お試し程度か?練習前なのか?大事な試合直前なのか?
そして飲んでみた結果は?
こんなに違う!エナジードリンクの効果的な飲み方
エナジードリンクにはホントに様々な商品がありますが、
何が含まれているのかという基本原理は大体同じです。
アスリート向けに書くと
「カフェイン」が、覚せい作用、運動能力の向上効果、
「ブドウ糖」が、疲れにくい、疲労回復効果、
「アルギニン(タウリン)」が、疲労回復効果、
「ビタミンB群」が、エネルギー供給のサポート
といった具合です。
効果的な飲み方は・・・
飲んでから空腹なら30分、
食後なら60分で効いてきますから、
試合や大事な練習の前の1時間前くらいには
飲んでおいた方がいいでしょう。
物によりますが、そして個人差もありますが、
そこから4~8時間以内で効果が切れるので、
試合やパフォーマンスの時間帯を考えて
逆算して飲めると良いですね。
そして、一定の限られたその時間、
元気に高いモチベーションで力を発揮できることでしょう。
ただ、私が一番効果があると思う作用は、
『プラセボ効果』です。
プラセボ効果とは?
これは、分かりやすく言うと、
「これは、○○に良く効く!!」と本人が思い込んだら
それなりの効果が本当に現れるというものです。
例えば、名医に「これは良く効く薬です!」と言われると
単なるビタミン剤でも血圧の数値が下がる
・・・という感じです。
人間が思い込む力は凄いものです。
その思い込む力が一番の効果だと思います!
時に驚異的なくらい!!
レッドブルだけでも年間52億本も飲まれているといいます。
こういう宣伝文句が、脳にインプットされて、
これで自分のタイムも上がるはず!!と思うと
100分の何秒か10分の何秒か早くなる可能性は充分にあります。
エナジードリンクに頼るアスリートは三流?!
ただし、気を付けることがあります。
糖分が、缶1本でスティックシュガー10本前後
に匹敵するほど含まれています。
これだけの糖分を一気に飲めば血糖値は急上昇、
そしてその血糖値を下げるために
インシュリンが大量に分泌されて今度は血糖値が急降下。
これが、かえってバテ易い体を作ります。
そして、毎日のように飲めば、
アッという間に脂肪も沢山ついてしまいます。
そうすると、生活習慣病のリスクも出てきますし、
中毒性が心配です。
もし、あなたが新体操やフィギュアスケートの選手なら、
体型維持が難しくなるでしょう。
あくまで、本当に疲れている体を早急に回復させなければいけない、とか
ここ一番テンションあげて集中したい!
という場合以外は飲まないほうが良いでしょう。
少なくとも一流のアスリートを目指しているならば、
栄養はバランスの良い食事
そして、
睡眠などの自己管理のプロにならなければお話になりません。
体に良くないと分かれば
その場で吐き出すくらいの意識は持ちたいものです。
一流を目指すなら・・・ですよ!