部屋の匂いは、
そこに住んでいる自分にはなかなか気づかないもの。
たまに長期間留守にして帰ってきたりすると部屋の匂いに気づいたりします。
誰の家にも、
その家特有の匂いはあるものです。
でもカビ臭い匂いが漂っていたら、
放置してはいけません。
重大な健康問題を引き起こしてしまうかもしれないのです。
加湿器のカビを防止する対策は?
加湿器にカビが生えると、
部屋中にカビの菌をまき散らしているのと同じ状態です。
これは、
子どもや、
赤ん坊がいる家では、
アレルギーや呼吸器系の障害を引き起こす原因なのです。
加湿器はカビの繁殖にはうってつけの環境を備えています。
加湿器には必ず水が入っているからです。
その水の中でカビのもとになる菌が繁殖し、
フィルターに付着するのです。
定期的に、
できれば1日に1回加湿器のタンクの水を交換し、
フィルターの掃除を心掛けましょう。
また、
加湿器用の水は、
水道水を使ってください。
浄水器を通した水は、
カルキが含まれず殺菌効果が弱いからです。
カビが生えるまえに掃除をして予防するのが一番の対策です。
加湿器にカビが生えてしまったときの掃除の方法は?
カビ臭いことにはだいぶ前から気付いていたけど、
後になって加湿器が原因だとわかった場合はただちに掃除をしなければなりません。
掃除の箇所ですが、
主にタンク、
フィルターの掃除がメインです。
タンクの水にクエン酸を入れて1時間ほど試運転させるクエン酸洗浄が一般的ですが、
機種によってはクエン酸洗浄に適していないものもあるので注意してください。
フィルターもクエン酸洗浄が一般的です。
水を入れたバケツに、
クエン酸を水100mlに対して小さじ1/2の割合で混ぜてクエン酸水を作ります。
次に、
フィルターやトレイなどをバケツのクエン酸水に浸しておきます。
時間は30分から2時間くらいです。
その後汚れをスポンジで軽く落して乾燥させればクリーニング完了です。
もしそれでもカビが取れないときはフィルターの交換も必要です。
タンクやトレイ、
フィルター以外には吸気グリルと呼ばれる吸気口の掃除も必要です。
掃除機でホコリを吸い取るとよいでしょう。
まとめ
加湿器を使用するなら、
小まめに掃除をするのは絶対条件です。
掃除せずに加湿器を使い続けるのは、
とても不衛生です。
特に、
子供や赤ん坊がいる家庭では、
健康被害が起きることもあるので、
加湿器の掃除は定期的に行う必要があります。
一旦カビが生えてから掃除をするのは、
時間と労力を要します。
カビが生えるまえに掃除をすることが、
加湿器の寿命を伸ばし、
快適な室内環境を維持するうえで大切です。