これだけは知っておきたい胚培養士になる人が抑えるポイントとは?

不妊治療を専門とする医療機関が増えている中で、

胚培養士(はいばいようし)の需要がふえています。

顕微授精や体外授精等の生殖補助医療を行う医療技術者のことです。

胚培養士を将来目指すなら、

事前に是非とも仕入れておきたい知識があります。

そこを確実に押さえておくことが、

胚培養士になるための布石だからです。

知ってましたか胚培養士のお給料?事前にしっておきたい胚培養士相場

仕事で一番気になることは、ずばりお給料です。

厚生労働省の労働白書によれば、18万円から20万円、

二十代で20万円から25万円、三十代で26万円から32万円、

四十代で33万円以上となっています。

ただし、働く場所や経験により給料は違ってきます。

地方よりも都心部の給料が高いです。

総合的には年収で400万円から500万円になりますが、

手取り金額は400万円以下が上限になるようです。

胚培養士なるにはコツが大事?夢の職業を手にする為のステップとは?

胚培養士になるための、特別な資格が存在するわけではありません。

医師国家資格のような公的な資格制度があるわけではないのです。

資格制度がないということは、

逆に経験や適性が重視されるということになります。

あるいは大学で何を専攻したかなどのバックグラウンドも重要です。

臨床検査技師の人が胚培養士になるケースが多く、

これらの人たちは大学で獣医畜産や農学などを専攻しています。

胚培養士に特化した専門教育機関がないため、

学ぶのならば生化学系の科目を大学で専攻すると有利になるでしょう。

細胞というとても小さく繊細な器官を扱うので

胚培養士の適性としては手先の器用さがあげられます。

また、公的な資格試験では有りませんが、

一般社団法人日本卵子学会認定の「生殖補助医療胚培養士」

日本臨床エンブリオロジスト学会認定の「臨床エンブリオロジスト」という

民間団体の実施する試験が実施されています。

どちらも試験の難易度はかなり高く、

胚培養士の需要の高まりにつれて、

毎年難易度は上昇しています。

合格するためには学校へ通うという方法よりも、

現場での経験の積み重ねから得られた知識が必要とされます。

学生時代に得た知識プラス職場経験が必要です。

そして職場での経験から学ぶ必要性を感じたことを自分で勉強して、

どれだけ深い知識として身につけているかがポイントです。

まとめ

現在、公的な資格試験が胚培養士には存在しません。

しかし、これから先に公的な資格試験として実施される可能性はあります。

そうなった時にも柔軟に対応できるだけの、

背景知識を学生時代に習得しておくことが

仕事を得る際に有利に作用するのです。

常に最新の情報を収集する努力を怠らないことも、

希望する仕事をゲットする欠かすことのできないステップです。

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