冬に咲く白いクリスマスローズは、とてもかわいらしく、姿形どおり純真な心の贈り物とて扱われていて、キリスト教の逸話にも登場する神聖な花です。
バラにもよく似ていて、白い可愛花なので、プレゼントすると喜ばれる花でもあります。
しかし、見た目はかわいくても、花言葉が怖いって知ってましたか?
今回は、クリスマスローズの花言葉を調べてみました。
クリスマスローズの花言葉が怖い
クリスマスシーズンに花を咲かせて、白やピンクなどのかわいらしい花でもあるクリスマスローズですが、実は花言葉が怖いんです・・・
どんな花言葉かというと・・・
- 不安を和らげて
- 不安を取り除いて
- 慰め
- いたわり
- 中毒
- 中傷
- 忘れないで
- スキャンダル
などがあります。
あのかわいらしい花からは想像できないようなネガティブな花言葉ですね。
実は、クリスマスローズの根茎や葉に毒を含んでいて、摂取すると嘔吐、腹痛、下痢、けいれん、呼吸麻痺、心拍数の低下、心停止などを引き起こす恐れがあります。
このようなイメージがネガティブな花言葉に繋がっているのかもしれません。
また、クリスマスローズはヘルボルスに属しますが、そのヘルボルスはギリシャ語の「Helenin(殺す)」と「bora(食べ物)」という二つの言葉から発生してます。
食べると死ぬという意味ですね・・・
見た目は可愛い、神聖な花のように思われるクリスマスローズには、そんな意味を持ち合わせるなんて驚きです。
クリスマスローズには、言い伝えがあります。
キリストが誕生したとき、たくさんのひとがお祝いに駆け付けました。
赤ん坊のキリストのまわりには贈り物がたくさんありました。その中でマデロンという少女は貧しかったので、何も贈り物ができずにないていました。
それを見ていた天使がマデロンの流した涙の場所にクリスマスローズを咲かせたのです。
マデロンはそのクリスマスローズを摘んでキリストにささげたという言い伝えがあります。
このお話から、「不安を取り除いて」「慰め」という花言葉の由来ができたように感じられます。
「結婚しない」という意味は本当にある?
クリスマスローズの花言葉に「結婚しない」という意味は本当にあるのかどうか・・・
調べてみましたが、そのような意味の花言葉は存在しませんでした。
しかし、結婚式やプレゼントするにはちょっと不向きなのかもしれませんね。
花言葉が不安、中傷、スキャンダルなど少しネガティブな言葉が多いので、花言葉を気にする人には不向きのようです。
とてもかわいらしい花で、純粋なイメージのクリスマスローズがプレゼントには不向きなのが残念ですが、花言葉を気にしなければプレゼントしてもいいと思います。
クリスマスローズ自体の花言葉には、「結婚しない」の意味はありません。
クリスマスローズの花言葉に、「固い友情」というものがあるので、もしかしたら、その言葉から「結婚しない」という発想が出てきたのかもしれませんが・・・
クリスマスローズは、プレゼントには不向きかもしれませんが、花言葉と関係なく、合格祝いの花ともいわれているのです。
それは、花びらに見えるところを萼(がく)といい、萼が丈夫で落ちないという理由から、合格祝いの花ともいわれています。
また、萼が5枚あるので、5がく(ごうかく)=合格の語呂合わせもあるようです。
まとめ
いかがでしたか?
白いかわいらしいクリスマスローズに、意外と怖い花言葉があったなんて驚きでした。
不安、中傷、なぐさめという花言葉のため、プレゼントには不向きのようですが、受験生には、萼のごろ合わせにより、喜ばれる花ということも知って面白かったです。
クリスマスローズ自体、毒をもっていることから、きっとクリスマスローズの花は怖い花言葉があるというイメージになったのでしょう。
クリスマスローズの花言葉には、「結婚しない」という花言葉は存在しませんでしたが、「固い友情」という花言葉から、結婚しないという花言葉があると連想させたのかもしれません。
「不安を取り除いて」「慰め」「忘れないで」という花言葉から少し暗いイメージを持つかもしれませんが、合格の花として、受験生にはピッタリの花でもあるようですし、「固い友情」という花言葉があるので、あまり気にせずにブーケやプレゼントに使われるといいですね。