もうすぐ小学生なのにおねしょが治らない。
そんな心配をされているお母さんもいらっしゃるでしょう。
一般的に幼稚園のうちは「おねしょ」とよばれ、
「まあ、しょうがないか」くらいで済まされますが、
小学校に入ると「夜尿症」とよばれ、なんだか病気のように扱われます。
小学校に入る前になんとかしたい!
とあせっておられるお母さんもいるでしょう。
でも、あせる前に原因と対策をしっかり把握しましょう。
5歳の子供のおねしょの原因は?どうしてうちの子だけ・・・・と心配しなくてOK!
もうすぐ小学生になる我が子のおねしょは、
5歳児のお子様をもつお母さんにとって、心配でしょう。
でも、それほど深刻になることはないのです。
統計によると時々おねしょをしてしまう5歳児の割合は約20%。
5人に一人はおねしょを時々してしまうのです。
1クラス30人とすると、6人になります。
それでは、時々とは、どれくらいなのでしょうか?
6歳を過ぎて夜尿症と判断される際の基準が、
月に数回と言われています。
数回とは、国語的に考えて2~3回と言えるでしょう。
この基準からすると、月に5回くらいのおねしょは珍しくないのです。
「うちの子だけ」ではないのです。
それでは、おねしょの原因は何でしょうか?
まず、膀胱のサイズ。
5歳くらいだと体が未発達のため、膀胱のサイズも小さいです。
そのため、膀胱の限界を簡単に超えてしまいます。
次に夜更かし。
おしっこの量は抗利尿ホルモンによってコントロールされています。
夜更かしによってホルモンバランスが崩れ、
夜間のおしっこが増えるのです。
また、ストレスも重要なおねしょ要因です。
環境が変わったり心配なことがあると
おねしょをしがちになります。
さらに冷え性の子供はおねしょが多いようです。
寝るときの環境もおねしょの原因になるのです。
おねしょの対策ならとりあえずケットで気長に待てばよいだけ
それでは、おねしょしがちのお母さんができることは何でしょうか?
特別なことは何もありません。
あせらず、叱らず、他の子供と比べず、気長に待つだけです。
唯一、マットレスを濡らしてしまう対策として、
おねしょケットを用意しましょう。
おねしょケットはおねしょを外に漏らしにくい材質でできている
腹巻のようなものです。
スカートのようにおなかの周りに巻いて使います。
それほど、複雑な構造ではないので、自作も可能です。
寝ているお子さんにも簡単に着せることができます。
ネットでの購入も可能で、最近はズボンタイプも出ているようです。
お母さんが極度に心配してあせっていると、
お子さんはそれを敏感に察知して、自分のストレスにしてしまいます。
前にも述べたとおり、ストレスはおねしょの原因の一つですので、
おねしょ卒業を遅らせる要因になってしまいます。
何といってもまだ5歳です。
心を大きく広く持って、優しい気持ちでお子様に接してあげてください。
ただ、あまり頻繁に、例えば1週間に5回とか、続くようなら、
一度お医者様に相談したほうが良いかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
5歳児にとっておねしょはめずらしいことではなく、
ストレスと寝る前の水分を減らしてあげれば、自然になくなります。
また、寝る前にかならずトイレに行かせましょう。