子供がなかなか指しゃぶりをやめなくて、
悩んでいるお母さんはたくさんいます。
でも強引にやめさせようとするのは、かえって逆効果です。
そんな時は、子供が大好きな絵本の力を借りるのはどうでしょうか。
今、子供の指しゃぶりをやめさせる効果のある絵本が話題になっています。
ではそれは、どのような絵本なのでしょうか。
そして、なぜその絵本を読むと、
子供が指しゃぶりをやめるのでしょうか。
指しゃぶりをやめさせる絵本があった! 絵本を読むだけで指しゃぶりしなくなる?
子供の指しゃぶりをやめさせる効果があると話題なのが、
「ゆびたこ」という絵本です。
この絵本はポプラ社から出ており、価格は1,404円になります。
(購入サイト: https://books.rakuten.co.jp/rb/12097839/)
この絵本には、「指しゃぶりをやめましょう」という、
しつけ的な言葉が出て来ません。
それにも関わらず、
子供が指しゃぶりをしなくなるというのはなぜでしょうか。
そのヒントは、「ゆびたこ」のブラックユーモアにありました。
メインキャラクターである「ゆびたこ」は、
なぜか関西弁でしゃべります。
その独特のノリが子供の心を掴み、
子供を絵本の世界に誘い込みます。
そしてゆびたこは、
子供たちの心が「ウッ!」となるような言葉を連発します。
時には、子供がちょっと恐がるようなことも、
ゆびたこは言ってしまいます。
それによって心を揺さぶられた子供は、
指しゃぶりをやめようという気持ちになるようです。
決して、「指しゃぶりをやめなさい」というお説教めいたことは言いません。
でも、確実に子供の心を揺さぶり、
自然に指しゃぶりをやめさせる方向へと導きます。
そんな「ゆびたこ」、どんなストーリーなのか気になりますね。
そこで、少しだけ「ゆびたこ」のあらすじを紹介したいと思います。
指しゃぶりに効果のある絵本の「ゆびたこ」のあらすじを紹介!
「ゆびたこ」は、ある程度の年齢になった女の子が主人公です。
彼女は、大きくなってもなかなか指しゃぶりをやめられません。
ところがある日突然、
その子の指に「ゆびたこ」という生き物が生まれてしまいます!
ゆびたこは、「自分は、長年の指しゃぶりによって生まれてきた」と言います。
そして、事あるごとに、女の子に話しかけるようになりました。
ゆびたこは、女の子が指しゃぶりをするたびに大きく成長するのだと言います。
時には、とんでもない大きさに膨れ上がり、女の子を驚かせます。
そして、「もっと成長したいから、どんどん指しゃぶりをしてほしい」と求めてきます!
恐くなった女の子は、指しゃぶりを少しずつやめていきました。
しかし、ゆびたこは
「指しゃぶりをやめると自分は小さくなってしまう」と弱々しく訴えてきます。
女の子の情に訴えかける形で、
指しゃぶりを何とか再開させようとするのです!
しかもこのゆびたこ、女の子の両親がいない時に話しかけるという計算高さもあります。
恐くなった女の子はどうしたか・・・
その結末は明かさないことにしておきますね。
ちょっとシュールなお話なので、
恐がってしまう子供もいるかもしれません。
でも、「これ以上指しゃぶりをしない方がいいかも」という気持ちになると思います。
子供にその気持ちが芽生え始めたら、指しゃぶりから卒業する第一歩です!
これをきっかけに、子供が自発的に指しゃぶりをやめようとするかもしれません。
なので、なかなか子供が指しゃぶりをやめない場合は、ぜひ読んであげてみてください。
でも、子供が恐がった場合は、安心感を与えながら読んであげてくださいね。
まとめ
子供がなかなか指しゃぶりをやめない場合は、
「ゆびたこ」という絵本がオススメです。
「ゆびたこ」は、指しゃぶりによって
子供の指に生まれた生き物を題材にした絵本です。
ゆびたこは、指しゃぶりをすればするほど成長する生き物です。
そして、指しゃぶりをやめると、小さくなって消えてしまいます。
そのため、何とか子供に指しゃぶりを続けさせようとするというお話です。
子供にとってはちょっと衝撃的なので、恐がってしまうかもしれません。
でも、自発的に指しゃぶりをやめようとする方向に、
子供を導いてくれる絵本です。
何度注意しても子供が指しゃぶりをやめない時は、
この絵本を活用してみてください。