「絵を描く仕事がしたい」そう思っている人はたくさんいると思います。
でも、「絵を描く仕事」と言っても、どのような種類の仕事があるのでしょうか。
又、仕事にするのであれば、収入に関しても知っておきたいですよね。
そこで、2018年現在に注目される、絵を描く仕事のことについてお話していきます。
絵を描く仕事の種類とは。パソコンを使って絵を描く職種やアナログで描く仕事
ではまず、絵を描く仕事にはどんな種類があるのか、見ていきましょう。
最初に紹介するのは、パソコンを使って絵を描く職種についてです。
まず、広告などのデザインや制作を行う「グラフィックデザイナー」です。
パソコンを使って、人の目を引くようなデザインの広告を、センス良く作る仕事です。
クライアントのイメージや要望を聞き、それに沿う形で広告を作っていきます。
そのため、クライアントの意向をきちんと掴み取る能力も求められます。
絵を描くだけでなく、コミュニケーションのスキルも必要かもしれませんね。
次に、チラシや広告・書籍などに、挿絵を入れていく「イラストレーター」です。
昔は手描きのイラストが主でしたが、今はパソコンを使うことが多いようです。
又、最近は、「キャラクターデザイナー」の仕事も注目されています。
アニメやゆるキャラブームに伴い、可愛く、印象深いキャラクターのデザイナーも需要が高いようです。
ちなみに、キャラクターデザイナーは、グラフィックデザイナーと兼業していることもあります。
では、アナログで絵を描く仕事に就いてはどうでしょうか。
アナログで絵を描く仕事は、先ほどもお話した「イラストレーター」です。
パソコンの普及に伴い、ひと昔前よりも、手描きの需要は少なくなりました。
それでも、アナログの温かいタッチを好むクライアントは、一定数いるようです。
実際に、手描きのイラストにこだわって仕事を続けているイラストレーターもいますよ。
次に紹介するアナログで絵を描く仕事は、漫画家です。
漫画家と言うと、雑誌やコミックしか活躍の場がないのでは…と思いますよね。
でも実は、書籍の挿絵風の漫画や、企業広告の漫画の執筆などの仕事もあります。
「売れっ子の有名漫画家」になる以外にも、活躍の場が用意されていますよ!
絵を描く仕事の収入とは。バイトや雇用形態、気になる給料について
では次に、絵を描く仕事の収入について見ていきましょう。
まず、グラフィックデザイナーやキャラクターデザイナーは、年収300~500万円と言われています。
ただ、コンテストに参加して大きな賞をもらうと、年収のランクがぐんとアップします。
この場合、人によっては数千万円くらいの年収になってしまう人もいるようです。
イラストレーターの場合は、年収が60~3,000万円と、かなり開きがあることが特徴です。
新人の頃は、1カット3,000円程度なので、どうしても年収が低くなります。
月収30万円以上得るためには、広告のイラストの仕事を増やすなどして、数で稼ぐしかありません。
ちなみに、パソコン・手描き共に、イラスト1点当たりの金額は、ほぼ同等だと言われています。
一方、著名なフリーランスのイラストレーターは、1点50万円くらいの収入になるようです。
次に、漫画家の収入について見ていきたいと思います。
漫画家はかなり収入に差があり、低い場合は、1ページあたり数千円程度です。
しかし、著名な漫画家の場合は、1ページあたり数万円くらいになります。
但し、著名人であっても、連載が終了すれば、その分の収入はなくなります。
又、著作がアニメ化・グッズ化したりすると、印税収入が発生します。
続いて、絵を描く仕事の雇用形態についてお話していきます。
デザイナーやイラストレーターは大抵、最初はデザインプロダクションなどに就職します。
いきなりフリーランスという形を取ると、リスクが高くなります。
雇用形態に関しては、正社員からアルバイトまで様々です。
その後、技術と人脈を身に付けて、独立するという人も少なくありません。
一方、漫画家の場合は、最初はアシスタントのアルバイトという形が多いですね。
「どこかに正社員として就職する」という形はありません。
アシスタントのアルバイトをしながら、空いた時間で自分を売り込むための作品を描きます。
そのため、駆け出しの頃は生活が苦しく、孤独との闘いにもなることを覚悟してください。
出版社に売り込み、認められたら、個人事業主として仕事をすることになります。
まとめ
絵を描く仕事は、思った以上に色々な職種があります。
でも、収入に関しては、かなり開きがある世界でもあります。
そのため、知名度が低いうちは、小さな仕事の数をこなす形になります。
但し、知名度が上がったり、コンテストで賞を取ったりすると、一気に年収も上がるようです。
又、最初は、フリーランスではなく、デザイン会社に就職する人が大半です。
一方、漫画家の場合は、最初は「アシスタントのアルバイト」という形になります。
絵を書くお仕事でも、いろいろな形態があるんですね。