スケートリンク上を華麗に舞うかのように滑り、観客を魅了するフィギュアスケートですが、羽生結弦選手を筆頭に人気のある選手がたくさんいますよね。
演技だけでなく競技となりますので、得点で競い合うことになるのですが、そのルールが2018年6月に変更となりました。
選手にとって、ルールの変更で不利になる可能性もあるということですが、どのように変わったのかなどをご紹介します。
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フィギュアのルール変更はいつどの大会から?
ルールの変更により、どのように変わったのかというと・・・
男子・ペアーのフリー演技時間が4分に短縮された
旧ルールは4分30秒でしたが、男子・ペアーのフリーの演技が4分となり、演技時間が短縮されました。
男子フリーのジャンプの数が減った
演技時間が短縮となると、ジャンプの数も減るという結果になりました。
男子フリーのジャンプが8個から7個に変更になりました。
ジャンプの数が減って有利になった選手もいるかもしれませんが、4分で7個のジャンプを跳ぶのは体力的にキツイということになりそうです。
ジャンプを跳ぶための助走でスピードをつける時間や体力回復の時間などが大幅に減る結果になるということで、ジャンプの配置が難しくなりそうです。
4回転ジャンプの基礎点が下がる
3回転ジャンプは、それほど基礎点が減らないのですが、4回転ジャンプが大幅に基礎点が下がります。
高度な4回転ジャンプが大幅に減るとなると、跳ぶ必要がないと感じてしまうのですが・・・
GOE判定が11段階になる
出来栄えの点数が7段階から11段階へと変更されるのです。
GOE判定でプラスにするには
・高さおよび距離が非常によい
・踏切および着氷がよい
・開始から終了まで無駄な力がない
・ジャンプの前のステップ、予想外または創造的な入り方
・踏切から着氷までのからだの姿勢が非常によい
・要素が音楽に合っている
このうちの一つでプラス1の評価がもらえます。
ジャンプの基礎点が変更に伴い、GEOも変更で高度のジャンプを跳ぶよりも完成度の高いジャンプを決める事で高得点が狙えるということになります。
失敗すれば、大幅に減点されるので、リスクを負うジャンプを跳ぶのをさけ、得意とするジャンプをより完成度の高いものにする事が課題となりそうです。
ということで、4回転ジャンプはもう見ることが少なくなる可能性大となるかもしれません。
今回のルール変更は、演技やすべりに対してより素晴らしものか、完成度を求めるようになったといっていいでしょうね。
難易度の高いジャンプに挑戦するよりも演技力を磨くことが選手の一番の課題となりそうです。
ルール変更の具体的な中身は?羽生結弦や宇野昌磨にどう影響?
ルールの変更で日本の選手、羽生結弦選手などにどういう影響があるのでしょうか?
ジャンプの完成度を高めて、演技を磨くのを目指す羽生結弦選手にとっては有利になると思います。
羽生結弦選手のジャンプはとてもきれいで完成度の高いジャンプで美しいですからね。
この変更により、ジャンプの完成度を高めて、演技力のある羽生結弦選手にとってはかなり有利に働くと思います。
宇野昌磨選手もとてもきれいなジャンプを跳びますが、やはり羽生結弦選手の得点と比べると低いようです。
ですが、このルールの変更により、宇野選手もジャンプの完成度を上げる事を重点にしていくと思いますので、これからの宇野選手の競技も目を離せないですね。
まとめ
いかがでしたか?
今回のフィギュアスケートのルールの変更で、難易度の高い技よりも質の高い演技を要求されるようになりました。
難易度の高いジャンプでミスをすると、大幅に減点されるので、跳ぶリスクが増えます。
4回転ジャンプを跳ぶ選手が減るでしょうね。
ジャンプの完成度を磨く選手が増えるので、とても美しいジャンプをたくさん見られるのではないでしょうか。
滑りの完成度と、演技力で高得点を狙う選手が増えることで、フィギュアスケートの演技の美しさが見られるので、私にはとてもうれしい結果になりました。
完成度の高い羽生結弦選手がさらに素晴らしい演技を見せてもらえるのがとても楽しみです。